サイモン&ガーファンクルが現役で活動していたころのライヴ映像は数少ないのですが
その中で最高の映像は1967年6月のモンタレーポップフェスでの演奏だと思います。
モンタレーポップフェスの映画本編では「59番街橋の歌」が採用されていますが
本当にすごいのは映画に使用されなかった「サウンド・オブ・サイレンス」と「早く家に帰りたい」。
この映像はDVD3枚組「コンプリート・モンタレー・ポップフェス」のアウトテイク集で観ることができます。
この頃のS&Gといえばアルバムでは「パセリ・セージ・ローズマリー&タイム」と「ブックエンド」の間。
ポールはマイク・ニコルズ監督から映画卒業の音楽制作を依頼されている頃です。
このときのステージでポールが使用しているギターはGUILD F30RカスタムモデルとGUILDF212です。
この年1月収録のCD「Live From New York City,1967」のジャケ写を見ると6弦ギターはMartin D18なので
ポールがギルド社で自分だけのカスタムギターを2本作ったのは1967年1月から6月の間だと思います。
1967年の6月と言えばビートルズのLP「Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band」やドアーズのLP「Light My Fire」が世の中を騒がせていたロックの歴史上特別な意味を持った時期です。
この夏のことをカウンターカルチャーから見た社会学的に「Summer of Love」と呼びます。
DATA
●タイトル/THE COMPLETE MONTEREY POP FESTHIVAL
「THE OUTTAKE PERFORMANCES」